お酢の素朴な疑問「一般的なお酢と何が違うのか?また、他の黒酢との違いは?」
一般的に市販されている代表的なお酢といえば、無色透明のお酢、米酢が挙げられます。
まず無色透明なお酢は、皆さんが存じのシンプルに酸っぱいお酢です。
原料はトウモロコシなどを使って作られています。
そして、大型タンクで短期間(早醸法という製法)で作られています。
栄養価は、酸っぱいのでお酢に共通する成分酢酸が含まれています。他には特にはありません。
そのため、シンプルに酸っぱいものが好き、色々な料理にお酢をかけて食べたいという方にオススメです。
次に米酢は、白米を使用しています。基準として40g以上/1000ml使うと定められています。お店でよく売っている500mlの瓶に入った米酢には20g以上の白米を作っているという感じになります。
こちらも一般的には大型タンクで短期間で作られます。
栄養価は、酸っぱい素の酢酸、それに白米を使っているため少量のアミノ酸を含みます。
そのため、爽やかな風味で無色透明なお酢で物足りない方、癖がないので色々な料理をする方にオススメです。
黒酢は、玄米を使用しています。基準として180g以上/1000ml使うと定められています。鹿児島の黒酢以外は、主に室内で大型タンクなどで6カ月程度で醸造されています。
熟成期間があまりない分、酸っぱさがガツンとくる感じになります。
栄養価は、酢酸、玄米を使用しているのでアミノ酸を米酢に比べて多く含まれています。
鹿児島の黒酢は、屋外に甕壺を置いて1本1本人の手で仕込みを行い造られます。
1年以上発酵熟成の期間がかかるため、酸っぱさの中に、コクや旨みが出てきます。
栄養価は、酢酸、アミノ酸になり、一般的には1年~2年の発酵熟成期間のものがアミノ酸が一番多いとされています。
黒酢は、味の濃い料理(カレーや麻婆豆腐など)や油を使った料理(揚げ物、餃子など)との相性がとても良いので、それらの料理を作る際や作った後に入れて食べるとさっぱりとより美味しく食べていただけます。
酢酸、アミノ酸等の力で、血糖値や血圧が気になる方、お酒をよく飲み肝臓をいたわりたい方には特におすすめです。
無色透明なお酢、米酢は料理用に、黒酢は、飲用と料理用という感じでぜひお使いください。